DC版キャプテン・マーベル改め”シャザム”。
マーベルとDCのキャプテン・マーベルの実写映画が同時期に公開とか、両社間でやり取りがあったんでしょうか笑
ちなみにマーベルとDC間のキャプテン・マーベル騒動については、『キャプテン・マーベル』の予習記事で取り扱ってますので興味ある方はご覧ください。
ということでDCEU最新作『シャザム!』を鑑賞してきました!
これまでのアメコミを原作とした作品と比べると、コメディ色が強く明るく笑える作品になっていました。
自分が子供だったら「シャザーム!」って叫びまくってるだろうなー笑
本記事ではネタバレなし感想の後にネタバレを含む内容の感想を書いています。ネタバレを見たくない方は一言感想までご覧ください。
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作品情報
邦題:『シャザム!』 日本公開4月19日(金)
原題:SHAZAM!
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
出演(キャスト):
シャザム – ザッカリー・リーヴァイ / 日本語吹替 – 菅田将暉
ビリー・バットソン – アッシャー・エンジェル / 日本語吹替 – 緒方恵美
フレディ・フリーマン – ジャック・ディラン・グレイザー / 日本語吹替 – 阪口大助
Dr.サデウス・シヴァナ – マーク・ストロング / 日本語吹替 – 子安武人
魔術師シャザム – ジャイモン・フンスー / 日本語吹替 – 杉田智和
メアリー・ブロムフィールド – グレイス・フルトン/ 日本語吹替 – 平野綾
あらすじ
両親がいない孤独な少年ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)は、問題行動を起こし里親を転々としていた。警察を騙して生き別れになった母親を探すが失敗。新たな里親バスケス夫妻に引き取られ、そこで同じ養子であるヤケに馴れ馴れしいフレディー(ジャック・ディラン・グレイザー)と出会う。
母親以外に興味がなく誰とも馴れ合わないビリーだったが、ガキ大将に母親の悪口を言われたフレディーを助ける。ガキ大将からの追跡をまいて電車に逃げ込んだビリー。しかし、突然別空間へと移動してまう。そこで出会った魔術師シャザムより、「シャザム」と唱えることで超人シャザムへ変身する能力を授けられる。
元に戻る方法もわからないビリーは、フレディーを巻き込み自身のパワーについて学んでいく。
一方その頃、Dr.サデウス・シヴァナ(マーク・ストロング)は魔導師シャザムのいる異空間への転送方法を見つけ出し、そこで罪の目を盗み悪魔の能力を身に付けた。
見た目は大人だが中身は子供のビリーは、この脅威から世界を救うことはできるのか。
ネタバレなし感想
スーパーヒーローだけど子供
米花町の某有名探偵『見た目は子供、頭脳は大人』の逆設定。
アメコミ映画では珍しく主役が子供。マーベルの新生『スパイダーマン』と似てますが、こちらの方がより子供らしいヒーローだと思います。
シャザムとなるビリーは、普通の子供でいきなり強力な力を手に入れたので最初から強くもなくヒーローでもないです。自身の能力に気づいて、親友のフレディーと「おぉースゲー!!」とか、悪い事に使ってみる姿はまさに子供。なので序盤をYouTube風タイトルで言うと「子供が超人的能力を手に入れた」ですね笑
子供らしさをより引き立てるのが友人のフレディーくん何ですが、彼がまたいいキャラしてます。
いいキャラしてる親友のフレディーくん
ヒーローマニアでオタク気質があるビリーの親友フレディーくん。彼の存在があったから全編通して子供のヒーロー映画として見ることができました。現代っ子らしく動画投稿サイトにアップロードしたり、DCヒーローのレアアイテム持っていたり色々楽しませてくれました。
お気に入りのシーンは、下の画像のコンビニでシャザムがビールの場所へ移動した後の彼の表情が好き笑(予告でも見れます)
上の画像のシーンでのシャザムが移動した後のフレディーの表情が好き笑
明るく笑える青春ヒーロー映画
これまでのDCEU映画とは一線を画し、重いシーンがほぼ無くシンプルなヒーロー映画となっています。そのため子供にもオススメできる映画ですね。(それを狙ってか血など残虐な演出が皆無)
特にザック・リーヴァイ演じるシャザム変身時は、彼の陽気なキャラクターも相まって笑えるシーンが多かったです。見た目が大人なのに子供みたいな事言っているギャップが良い。(中身は子供なので当然ですが笑)
ただ気になったのが、子供ビリーとシャザムビリーの性格が同じ人物には見えないこと。子供ビリーは結構クールで、シャザムビリーは陽気なキャラで本当に同一人物?とそこだけ違和感ありました。まぁこの性格の変化もシャザムの能力の1つだと思っておきます笑
悪魔のデザイン
これぞアメコミって感じの悪魔のデザイン。
なんか安っぽくみえました。(おそらく好みの問題)
最初と最後シーンの場所
ビリーの唯一の家族であった母親とはぐれてしまうシーンから始まる冒頭。そこはあるお祭り会場でした。
ここからはネタバレになるので控えますが、ラストシーンの演出がにくかったです。
最後にあるDCヒーロー登場
ネタバレになるので誰かはここでは書きませんが、最後にチラッと登場します。(知りたい方はネタバレ感想をご覧ください)
一言感想
– DCEUシリーズ最高のコメディー作品
– 子供向けDCEU作品
– 何も起きないんだけど「シャザーム!」って叫びたくてしょうがない
– 子供ビリーとシャザムビリーは本当に同一人物?
– 家族愛のお話
– 悪魔のデザインが個人的にイマイチ
– 冒頭とクライマックスの場所演出がにくい
以下ネタバレを含みますのでご注意ください。
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ネタバレ
ネタバレあらすじ
過去の自分を馬鹿にした父親と兄への復讐を果たしたシヴァナは、シャザムの力を手に入れるため動き出した。
シャザムは学校に行くというフレディーとの約束を破り、路上パフォーマンスで金儲けをしていた。しかし、飛ばしたビームが誤ってバスに当たってしまいそれを落下寸前で救出する。フレディーが現れ約束を破ったことについて喧嘩となり、フレディーは一人で立ち去ってしまう。そこにシャザムの力を求めていたシヴァナが現れ戦闘に。しかし子供であるシャザムは防戦一方、どさくさに紛れてビリーの姿に戻り逃げ出す。シヴァナはシャザムと親しそうに話していたフレディーを拉致し居場所を突き止める。
家に戻ったビリー、他の義兄弟たちが彼のために母親の居場所を見つけ出していた。急いで母親の元に向かうビリー、しかし感動再会も束の間母親の口から「あの時あなたをわざと捨てた」と告げられる。
失意の中家に帰るとシヴァナが義兄弟たちを人質に待ち構えていた。ビリーはシャザムの能力と引き換えに義兄弟解放すると言うシヴァナの条件を呑み、魔導師シャザムのいた異空間へ向かう。能力を渡す直前でフレディーたち義兄弟たちが現れ阻止。異空間から祭り会場に逃げ出すも、7の悪魔を解放したシヴァナになすすべも無く捕まってしまう。絶体絶命の時、ビリーは魔導師の言葉を思い出し義兄弟全員で「シャザム」と叫ぶ。すると義兄弟全員の姿が大人になりシャザムのようなスーパーヒーローへと変身した。次々と悪魔たちを倒し、最後はシヴァナの目にある罪の目を取り出しシヴァナは力を失いビリーたちは見事勝利。
ビリーたち義兄弟は罪の目を元の場所に戻す。そして家族揃っての夕食。”家族”としてビリーは初めて食前のお祈りに参加する。
ある日の学校、フレディーが昼食を食べているとシャザムが現れた。フレディーが得意げに学校のみんなに自慢していると、シャザムが友人を連れてきた。その友人はなんとスーパーマンだった!
ミドルクレジット後
収監されたシヴァナの元に一匹の芋虫が現れ、彼をパートナーとして勧誘する。
エンドクレジット後
フレディーはシャザムと魚と話せるのか検証中。しかしシャザムはこんな検証は馬鹿馬鹿しいと切り捨てた。
ネタバレ感想
祭り会場で母を失ったビリーでしたが、同じ祭り会場で新たな家族を得ると言うにくい演出で締めました。
他DCEUとも世界を共有しているので、バットマンやアクアマンなどの存在が垣間見れたのも今後の展開をワクワクさせます。カメオ出演誰か出てくるかなーと思ったらまさかのスーパーマンでしたね。現スーパーマン役のヘンリー・カヴィルの続投問題で揺れているので予想外でした。(スーパーマンの顔は写ってないので別人だとは思いますが)
ミドルクレジットに原作でお馴染みの芋虫のミスター・マインドが登場です!下記イラストが原作のミスター・マインド。
彼はシャザムになる前の『キャプテン・マーベル』時代からの宿敵で高い知能やテレパシー能力などを兼ね添えたヴィランです。原作では”Monster Society of Evil”という悪の組織の指導者として活動しており、本作のヴィランであるDr.シヴァナもそのメンバーの一員です。続編ではおそらくミスター・マインドを中心とした作品になるのではないでしょうか。
ミスターマインドと続編についての考察はこちら[clink url=”https://jascoco.com/shazam-mrmind-sequel/”]
ちなみにシャザムのヴィランとして有名なブラック・アダムも”Monster Society of Evil”のメンバー。シャザムの実写化が発表された時にドウェイン・ジョンソンがブラック・アダム役を演じるとの報道がありましたが、続編で登場してくれるのかも気になりますね。
アクション映画としては少し物足りなさもありましたが、子供たちの成長と”家族”をテーマとしたストーリーに、豊富なコメディ要素もあり楽しめた作品でした。
『アクアマン』で汚名返上し、続く『シャザム!』も高評価と挽回しつつあるDCEU。残念ながら2019年に新作の公開はありませんが、来年公開される『Birds of Prey(原題)』は女版ジャスティスリーグといっていい女性ヒーローチームの戦いを描いた作品となります。こちらも楽しみですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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