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『アイ・アム・マザー』謎の女性の正体が判明?(ネタバレなし+あり感想)[映画感想: 044]

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こんにちは!

 

Netflix加入しようか悩んでいるうーたです!

 

オーストラリア+アメリカ産SF映画。タイでは劇場公開作品なのですが、日本(アメリカも)はNetflix限定配信なんですね。動画配信(VOD)の勢いを感じる今日この頃。

 

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本作『アイ・アム・マザー』は海外での評価が良いという情報を入手し前知識なしで鑑賞。

 

個人的になかなか難解な映画でした。特に明かされなかった謎の女性(ヒラリー・スワンク)の正体については、本記事で考察していますのでネタバレ感想の項でご覧ください。

 

本記事ではネタバレなし感想の後にネタバレ感想をツラツラ書いてます!タイにて英語版を鑑賞。

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作品情報

邦題: アイ・アム・マザー (日本公開日:2019年6月7日(金))

原題: I Am Mother

監督: グラント・スピュートリ

出演(キャスト):
ヒラリー・スワンク – 女性 (本記事では”Daughter”と呼称)
ローズ・バーン – 母親の声 (本記事では”Mother”と呼称)
クララ・ルガアード – 娘 (本記事では”Daughter”と呼称)

あらすじ

Photo : IMDb

人類の絶滅後、無人の再増殖施設内で誕生した少女”Daughter”(クララ・ルガアード)。母親代わりのロボット”Mother”(ローズ・バーン)のもとで高度な教育を受けながら健やかに成長した彼女は、外の世界は汚染されていると教えられ、施設から出ることを固く禁じられていた。ある日、施設の外から助けを求める声が聞こえてくる。Daughterが慌ててエアロックを開けると、負傷した女性”Woman”(ヒラリー・スワンク)が倒れ込んでくる。その女性との出会いをきっかけに、Daughterがこれまで信じてきた世界が揺らぎ始める。

ネタバレなし感想

1. 鑑賞者に委ねるラストのどんでん返し

人類滅亡後、人工知能を持つロボットが閉鎖されたシェルターで人間の少女を育てるというプロット。

冒頭から「なんのためにロボットが人間を育てるのか?」、「ロボットを裏で操る黒幕は誰なのか?」、「本当に人類は絶滅しているのか?」など興味をそそられる疑問が出てきます。

そして、途中で登場するヒラリー・スワンク演じる謎の女性の登場で更に謎が深まります。

この手の映画は最後にどんでん返し的要素がありますが、本作ではいくつかの謎が明らかにはなるものの、1番のどんでん返し部分を鑑賞者の推理に委ねています。

気を抜いて鑑賞すると「えっ?結局あいつはなんだったの?」とどんでん返しの醍醐味を味わうことができないデンジャラス仕様。

それを理解しないまま鑑賞してしまうと勿体無いので未見の方は、セリフや描写は注意深く見ましょう。

 

2. 登場人物=人間二人+一体のロボット

ここまで登場キャラクターが少ない映画は珍しいはず。(実際人間もロボットも彼女ら以外にもちょろっと登場しますが)

それでも映画として成立させられるのは鑑賞者に多くの疑問を抱かせるシナリオ、そして主演のクララ・ルガアードとヒラリー・スワンクの演技でしょう。

アカデミー賞二度受賞のヒラリー・スワンクは言わずもがなですが、

Photo : IMDb

 

物語の序盤を一人で演じきったクララ・ルガアードの演技力も素晴らしかったと思います。

Photo : IMDb

 

彼女はデンマーク出身21歳の若手女優で、海外の批評家からも本作での演技が高く評価されているそうです。今後要注目ですね。

 

3. 名前のない登場人物

Photo : IMDb

 

登場人物の少なさも珍しいですが、登場人物に名前すらない映画は初めてです。

親子はどう呼び合っているかというとそれぞれ”Mother”と”Daughter”。

特に”Mother”が娘を”Daughter”と呼んでいるのには違和感がありましたね。普通であれば名前で呼びますからね。ただこの無機質感が「感情のないロボットが人間を育てている」感覚に陥らせる演出としては成功していると思います。

今思えばこの設定も推理の一部になり得る要素ですね。

 

ネタバレなしだと大した感想が言えない笑 物語の核心に触れる考察などはネタバレあり感想をご覧ください。

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一言感想

– 推理力が必要な映画
– 登場人物少なっ
– トウモロコシ育て過ぎ
– ヒラリー・スワンク久々に見たけどやはり存在感すごい
– ロボットが追いかけてくるシーンが怖い
– クララ・ルガアードの今後に注目

 

以下ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

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ネタバレ

ネタバレあらすじ

母親であるMotherとMotherは危険だと言うWomanのどちらを信じれば良いのか板挟み状態となったDaughterだったが、Motherからの試験に合格し新しい胚(兄弟)を育てることを許可された。

しかしDaughterはWomanの受けた弾丸がMotherに撃たれたものだと知る。そして自分の前に存在した子供であるAPX02が焼却処分されていることを知る(DaughterはAPX03)。Motherを信用できなくなったDaughterはWomanと共謀しシェルターを脱出する。

Womanはシェルターで他にも人間がいると言っていたが、いざ彼女の住処に到着するとそこは海辺に打ち上げられたコンテナで、他の人間は誰一人いなかった。
daughterはWomanを嘘つきと罵り、産まれてくる兄弟を救いに再びシェルターに戻る。

シェルターの周りには無数のロボットが待ち構えていた。「私の母親に会いたい」と叫ぶとロボットは道を開け彼女はシェルターに入った。
中ではすでに弟が誕生しており、Motherがあやしていた。Motherと対面したDaughterは、弟を抱かせてもらと、そこでMotherが”全てのロボットを統率していること”、”人類は滅亡の道を辿ると予想したため一度絶滅させて新たな人類を作ろうとしていること”を打ち明けられる。Daughterは自分が弟を育てたいとMotherを説得。Motherはそれを認めDaughterはMotherを撃ち殺した。

Womanのいるコンテナ、そこに別のロボットがやってきた。Motherの声で喋るそのロボットは、「あなたはある目的のために生かされていた」と語る。「あなたは母親を覚えている?」と尋ねた後ロボットはコンテナの扉を閉めた。

 

ネタバレ感想

人類は本当に絶滅しており、絶滅させたのがMother本人でした。その理由は人類は自ら絶滅すると予測し、そうなる前に一度絶滅させ新たな人類を生み出し争いのない世界にするため。

この人工知能が人類を支配する思想は、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のウルトロンや『ターミネーター』シリーズのSkynetに通ずるものがありますね。Motherに関しては人類を絶滅させない(広義的には人類を守る)というのが目的なので、ウルトロンとSkynetと最終ゴールは違いますが。

そして劇中で明確に描かれなかった”Womanの正体”ですが、おそらくMotherの1人目の被験体なのではないでしょうか。

その根拠は大きく3つあります。

1. 年齢
冒頭で説明されていた舞台は人類絶滅から13867日後で年数にすると38年。Womanの見た目は38歳前後で人類絶滅直後に誕生したと仮定すると辻褄が合う。

2. 被験体の数と番号
劇中の試験シーンで、Daughterの被験体番号が”APX03″(3人目)であること。そして保存されている胚の確認シーンではこれまで3つの胚が使われた描写があります。このことからこれまでDaughterを含め3人の被験体がいたことが予測できます。2人目の被験者である”APX02″はMotherによって焼却処分されたことが判明していますが、1人目の被験体である”APX01″の消息は描かれていません。しかし人類が本当に絶滅していると仮定すると、Womanが”APX01″であることが推測できます。逆にそうでないとWomanの出生が劇中の情報だけでは説明がつかない。

3. テレビ番組
Daughterが見せたテレビ番組をWomanは「見たことがある」と答えました。外部の人間であるならば絶滅前(38年前)から生きている人間でない限りテレビを見ることはできないし、例え絶滅前の人間であっても38歳前後であるWomanが覚えているはずがない。おそらくDaughterのようにシェルターで育った時に見た記憶が残っていた。

以上が根拠ですが、残る謎は何故シェルターでの記憶をWomanが覚えていないのか。これには明確な根拠がないので推測ですが、おそらくMotherが記憶を消したのだと思います。実際Motherが最後にわざわざ「あなたの母親を覚えてる?」と訪ねてもWoman何も答えられませんでした。Motherはそれを知ってて意地悪に質問したのでしょう。あとWomanの安否について直接の描写はありませんでしたが、おそらくWomanはMotherに殺されたと思います。新人類を創り上げることが最終目的のMotherが、そうでない人間を生かしておくとは思えません。

 

最終的にDaughterがMotherの試験を突破しましたが、Motherの理想とする世界になるのかどうか。個人的にMotherが存在続ける限り歴史は繰り返すと思います。そのサイクルの中でいつの日か人類が奮起してMotherを倒すといったことはあるかもしれませんが。そうなったらもう一作作れますね。『You Are Not Mother』みたいなタイトルで笑 見たい気がしなくもないですが、まぁこれはこれで単独で終わりでいいかな。

 

話はそれますがこれから動画配信サービス(VOD)での映画公開が増えてくるんですかね。特にNetflixはオリジナルコンテンツが強いので映画好きは必須になりそうですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

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