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『アス/Us』見事に誘導され最後まで騙されました(ネタバレ+ネタバレなし感想)[映画感想: 033]

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デビュー作『ゲット・アウト』がアカデミー賞に脚本賞を受賞し、一躍有名になったジョーダン・ピール監督の最新作。

 

前作『ゲット・アウト』とは趣向を変え今回は正統なホラー作品となってます。

 

僕は記事タイトルにある通り終盤まである話に誘導され、最後まんまとある人物に騙されていることに気づきました。

 

 

本記事ではネタバレなし感想の後にネタバレを含む内容の感想を書いています。ネタバレを見たくない方は一言感想までご覧ください。

未見の方はネタバレを見ないで鑑賞することを強くオススメします。

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作品情報

邦題:『アス(仮)』 日本公開未定

原題:US

監督:ジョーダン・ピール

出演(キャスト):
ルピタ・ニョンゴ – アデレード・ウィルソン/レッド
ウィンストン・デューク – ガブリエル・ウィルソン/アブラハム
エヴァン・アレックス – ジェイソン・ウィルソン/プルート
シャハディ・ライト=ジョセフ – ゾーラ・ウィルソン/アンブレラ
エリザベス・モス – ミセス・タイラー
ティム・ハイデッカー – ミスター・タイラー

あらすじ

Photo : IMDb

1986年、少女のアデレードは両親とともにサンタクルーズにある行楽地を訪れる。ビーチに建てられた見世物小屋に迷い込んだアデレードは、そこで自分にそっくりな少女と出会う。見世物小屋から戻った彼女はそのトラウマにより失語症となってしまう。
現代のアデレード・ウィルソンは失語症を克服し、結婚し夫ゲイブと二人の子供ゾーラとジェイソンと暮らしていた。ある日友人家族とサンタクルーズのビーチへ行く話になるが、アデレードは乗り気でない。ゲイブの説得により渋々ビーチに行ったが、そこで息子のジェイソンが腕から血を流している男に出会う。
帰宅後、怯えながら少女時代のトラウマを打ち明けるアデレード。ゲイブは言葉では理解するも内心信じていなかった。すると家が停電になり、外を見渡すと赤いツナギを着た4人組家族が手を繋いで立っていた。夫のゲイブが脅しても微動だにせず4人は家の中に侵入しウィルソン家を追い詰める。そして驚くことに侵入者は背丈・顔とまるでウィルソン家のコピーであった。侵入者の目的は、果たしてウィルソン家は生き残れるのか・・・

日本語訳は現時点で不明ですが、本記事ではアデレードたちのコピー人間をシャドウと呼びます。

ネタバレなし感想

普通に怖かった

Photo : IMDb

僕はホラー映画は好きなのですが、映画館でホラー映画を見るのが苦手です。なんじゃそりゃって感じですが、映画に集中する+音デカイでビックリするからです。

 

本作はそこまで驚くようなシーンはありませんでしたが、やはり怖かったです。視界の悪い場所を恐る恐る移動するシーンとかは目は半開き。(この映画に限ったことではありませんが)

 

ただグロいシーンは控えめなので、ライト層なら問題なく見れると思います。

 

ルピタ・ニョンゴの存在感

Photo : IMDb

個人的黒人女優No.1の可愛いさを誇るルピタ・ニョンゴ。なんなんでしょうね。あの真ん丸の優しい目が好きなのかな。

 

もちろん演技も素晴らしく、窮地に立ち向かう家族を守る母親アデレードとそのシャドウのレッドを見事に演じてます。

 

正直シャドウの方は別人がやっているんだと思ってました。それくらい別人を演じていたと思います。これに関してはウィルソン家全員のシャドウにも言えます。劇中ずっと「似てるなー、よく探してきたなー」って思ってました笑

 

シャドウの不気味さが素晴らしい

Photo : IMDb

ウィルソン家のシャドウの不気味さのインパクトは強烈でした。

 

特にルピタ・ニョンゴを筆頭に、ゾーラ/アンブレラ役のシャハディ・ライト=ジョセフ、そしてアデレードの幼少期役のマディソン・カリーら女性陣の不気味さが印象に残りました。目おっ広げて不慣れな笑顔するもんだから夢に出てきそう怖い怖い。(今の所夢には出てきてません。いや、夢すら見てない笑)

 

伏線がいっぱい

Photo : IMDb

最後にオチがあるのですが、思い返せばたくさんの伏線がありました。にも関わらず僕は最後までそれに気づけず、最後に気持ちいいどんでん返しを味わえました。(ある意味幸せ者)

 

これから鑑賞する方は注意深くして伏線を探してみてください。勘の鋭い方なら簡単にわかるんじゃないでしょうか。

 

良質な謎の人物に追われるホラー映画

Photo : IMDb

謎の人物に追われるホラー『イット・フォローズ』や『ラストサマー』などが好きな方にオススメです。

 

あいつら一体なんなんだという謎はとても興味を持ちました。

 

少しスッキリしない終わり方

全てが解決される訳ではないので、少しモヤモヤは残りました。

 

特にあの後どうなったのかは気になります。でも続編は作らなくていいです。

 

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一言感想

– ルピタ・ニョンゴの演技力、なんかかわいい
– 女性陣のシャドウの不気味さは素晴らしい
– 単発作品なのでサクッと見れるのが良い
– 結末のあとどうなったか知りたいけど続編はいらない
– うさぎの糞がない
– 程よい怖さ
– 伏線探しながら見ると楽しめる
– タイトルには2つの意味がある

 

以下ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

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ネタバレ

ネタバレあらすじ

Photo : IMDb

自分たちのシャドウたちに捕まってしまったウィルソン家一行。
それぞれのシャドウはコードネームを持っておりアデレードはレッド、父ゲイブはアブラハム、長女ゾラはアンブレラ、長男ジェイソンはプルート。

レッドがドス黒い声で喋り出す。
「我々が別世界で愛のない苦しみだけの生活をしている間、地上のお前たちは幸せに暮らしていた。今復讐を果たしこの生活を終わらせる。」

するとシャドウがそれぞれのオリジナルへ攻撃を開始した。足を怪我したゲイブは足を引きづりながらアブラハムと、ゾラはアンブレラと鬼ごっこ、ジェイソンはプルートと秘密の部屋でお遊び。アデレードは手錠をされレッドと対峙する。
追い詰められる一家だったがゲイブが機転を利かせアブラハムを殺すことに成功。一家はゲイブと共に湖畔のボートで逃げ出し、近くに住む友人ジョシュの家に逃げ込む。

場面は変わりジョシュの家。酒を飲みながら至福の時を満喫しているジョシュは妻のキティから外に何かいると言われ確認する。何もいないと振り返ると彼らのシャドウに刺され殺されてしまう。妻のキティ、双子の娘も次々と刺され一家全員は殺されてしまう。

ジョシュの家に到着したウィルソン一家。助けを求めるもいつもと様子の違うジョシュたちに違和感を覚え立ち去ろうとするも、アデレードは彼らに拘束されてしまう。
母親救出するためにゲイブはジョシュのシャドウをおびき寄せ。二人の子供は家に侵入しシャドウたちを殺すことに成功。

テレビのニュースでアメリカ中が同じ現象に陥っていることを知り、ゲイブはジョシュの家でやり過ごそうと提案するが、アデレードはアメリカから出ないければならないと主張。ウィルソン一家はジョシュの家を離れ車で移動する。道中にゾーラのシャドウに遭遇するが車で轢き殺す。このときアデレードはトドメをさすことができなかった。

街のビーチに到着した一行は、街の光景に絶句する。シャドウに襲われた人間たちの死体であふれていた。そして、ジェイソンのシャドウであるプルートに遭遇。ジェイソンの動きを真似する癖を使い火の中に身を投げたプルートは焼死。しかし近くにいたレッドに隙を突かれジェイソンが連れ去られてしまう。

アデレードは幼少期のトラウマとなった見世物小屋の地下へと向かう。うさぎがそこら中にいる異様な地下でレッドは、アデレードを待っていた。
そしてレッドの口から「シャドウはU.S.(アメリカ)によって国民をコントロールする実験のために作られたクローン。全アメリカ国民のシャドウが存在しており、オリジナルの行動を同じ行動をするように作られている。しかし実験は失敗しU.S.政府は実験施設やクローンを全て破棄。行き場を失ったシャドウたちをレッドが指揮し地上の人間たちへの復讐を計画した」と告げられる。
動揺するアデレードであったが死闘を制しレッドを殺すことに成功。息子のジェイソンも無事救出するが、彼は何かに気づいたようだった。

地上に戻り車で移動するウィルソン一家。アデレードは昔の見世物小屋での出来事を思い出していた。その思い出とはオリジナルのアデレードが自身のクローン(シャドウ)と出会った後、クローンに気絶させられ地下世界に監禁され入れ替わっていた。つまり地上にいたアデレードは実はクローンだったのだ。そのことを思い出し笑みを浮かべるアデレードを息子のジェイソンは疑いの目で見つめていた。

外ではシャドウたちが手と手を結び大陸横断をしていた。

 

ネタバレ感想

Photo : IMDb

なかなかの衝撃の結末でしたね。U.S.の実験による出来事と映画タイトルの『Us』がかかってて「おぉー、うまいなぁ」と感心してもう終わりかと安心してたら。アデレードとシャドウは最初に出会った段階で入れ替わっていたというさらなるオチがありました。

【鑑賞中の心の揺さぶられ順】
この4人何者だ?→4人だけに起きた事件かな?→友人も?この地域だけ?→アメリカ全土?→U.S.と『US』かかってる。きれいにオチたな→えっ!?アデレード最初に入れ替わってたの!?

これくらいストーリーに揺さぶられました笑

ただ思い返してみれば、見世物小屋から戻ってきたときに失語症で言葉が喋れない、両親たちが会話してるシーンで動物の人形をキレイに並べている(アメリカ大陸をシャドウたちが手と手で結んで横断を彷彿させる)、アデレードがアンブレラにトドメを刺さない(地下世界の同じクローンの子供だったから)、同じくプルートの死を止めようとするなど、伏線はたくさんありましたね。

結構このオチを予想できた方は多かったと思いますが、僕はU.S.と『US』かかってるとわかった時点で予想を辞めてしまいました。まだまだです。

本作の後日談が気になるといえば気になりますが、このモヤモヤも含めて作品だと思うので続編はないでしょう。

ジョーダン・ピール監督。まだ2作とはいえアベレージ高いですね。次回作も期待です!ちなみに次の監督作品は不明ですが、プロデューサーとして人気ホラー映画『キャンディーマン』(日本ではかなりマイナーですがアメリカでは人気作)の新作に関わるようです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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