MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェイズ3のクライマックスである『アベンジャーズ/エンドゲーム』前最後の作品『キャプテン・マーベル』。
そして記念すべきMCU史上初の女性主演作品でもあります。
本作ではアベンジャーズ結成前から存在していたのになぜ今まで登場しなかったのか?記憶を忘れたキャロル・ダンバースの過去とは?そして、アベンジャーズ設立者であるニック・フューリーが眼帯をすることになったある事件とは?などの謎が明らかになります。
そして最終章『アベンジャーズ/エンドゲーム』への手がかりはあるのか。
MCUやアベンジャーズ絡みではなくても単独作品として非常に楽しめる作品でした。その感想を書いていきます。
本記事ではネタバレなし感想の後にネタバレ含む内容の感想を書いています。ネタバレを見たくない方は一言感想までご覧ください。
目次
- 作品情報
- あらすじ
- ネタバレなし感想
- 一言感想
- ネタバレ感想
作品情報
邦題:『キャプテン・マーベル』 日本公開3月15日(金)
原題:Captain Marvel
監督:アンナ・ボーデン、ライアン・フレック
出演(キャスト):
キャロル・ダンバース / ヴァース / キャプテン・マーベル – ブリー・ラーソン
ニック・フューリー – サミュエル・L・ジャクソン
ヨン・ログ – ジュード・ロウ
タロス – ベン・メンデルソーン
マリア・ランボー – ラシャーナ・リンチ
ロナン・ジ・アキューザー – リー・ペイス
コラス – ジャイモン・フンスー
フィル・コールソン – クラーク・グレッグ
あらすじ
舞台はアベンジャーズ結成前の1995年。
クリー人のエリート特殊部隊”スターフォース”の戦士であるキャロル・ダンバース/ヴィータ(ブリー・ラーソン)は、スクラル人との抗争に身を置いていた。ある任務についたチームだったがはキャロルは任務に失敗し結果地球に不時着。
元々地球人だったキャロルだったが過去の記憶がなく、唯一の手がかりであるローソン博士を頼りに、地球で出会ったニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)と共に調査を開始する。
しかし道先では姿を自在に変えるスクラル人が現れ重要な秘密を握るというキャロルに襲いかかる。果たしてキャロルは自身の過去を探し出すことができるのか、そしてその驚愕の真実とは・・・
ネタバレなし感想
負けず嫌いの強い女ヒーロー
MCU史上初の女性主演映画”キャプテン・マーベル”。
記憶を無くし、クリー人として当然の様に戦う彼女の隠された秘密に驚きます。
そして、幼少期から培った負けず嫌いの性格が戻った時、彼女の真の力が解放されます。
女だからと男にバカにされてきたキャロルがマーベルコミック最強クラスのスーパーヒーローになる姿は気持ちがいい。
昨年は黒人初主演映画『ブラックパンサー』が大ヒットしましたが、今年は『キャプテン・マーベル』がフィーバーを起こしそうです。
MCUの女性ファンが増えるといいですね。男を圧倒する女性ヒーローは見てると気持ちいいと思います。
キャプテン・マーベルがチート過ぎる
強いんですが度を超えて強いのでゲームでいう壊れキャラです。
最後の宇宙の戦闘シーンは、あんなデカイものあっさりと壊してしまいます(しかも、壊し方笑)
アベンジャーズでの初戦闘でその圧倒的力を見て呆然とするアベンジャーズメンバーを容易に想像できます笑
今後のアベンジャーズでの使い所を考えるの大変そう。DCのスーパーマンみたいな位置付けですね。
フューリーの憎めないキャラ
憎めないキャラがこれまでの作品より拍車がかかってます。
若い設定ってのもあるかもしれませんが。
そして謎に包まれていた眼帯になった理由が明らかに。
マジかって理由です笑
フューリー見たらわかるすごいVFX
フューリー繋がりでもう1つ。
演じるサミュエル・L・ジャクソンは70歳です。
それをCGであそこまで違和感なく若返らせれることに驚きです。
見た目はCGでなんとかできるんでいつまでも元気でいて欲しいです。
原作とは違うクリー人VSスクラル人
予想外の展開とだけ書いておきます。
見事に騙されました。
猫が大活躍
僕の大好きな動物である猫ちゃん(グース)が大活躍です。活躍の仕方はネタバレなので言いませんが。
可愛くて〇〇い。
うちの猫ちゃんたちに無理なオネダリはしないと決めました。怖いので。
昨年亡くなったスタン・リー氏への追悼
冒頭から泣かせてきます。
こういうことを平然とやってのけるマーベル・スタジオもすごいし、
それだけ偉大なことをしたスタン・リー氏には改めて敬意を表します。
もちろん劇中にも登場します。
明かされる真実
私が気になってたのは以下の3つの謎です。
– キャプテン・マーベル誕生秘話(どうやって能力を手に入れたか、名前の由来など)
– キャプテン・マーベルがこれまで登場しなかった理由
– フューリーの眼帯の理由
どれも劇中で明かされたのでスッキリ。
特に3つめはそれでいいの?って理由です笑
『アベンジャーズ/エンドゲーム』への繋ぎじゃない
『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』のインパクトが強過ぎてそっちの情報の方が気になっていましたが、実際鑑賞してみると単独作品としてとても素晴らしい作品でした。
過去MCU作品を見たことない人にも、単独の女性ヒーロー作品としてオススメできる作品です。
一言感想
– ハイクオリティの女性ヒーロー映画
– キャプテン・マーベル強過ぎる
– ねこ好きには嬉しくも怖い映画
– フューリーの出演シーンがたくさんで新鮮。憎めないキャラ。VFX加工すごい。
– フューリーの眼帯の理由が笑撃
– 原作と違うストーリー。初心者でも安心。
– これまでキャプテン・マーベルが登場しなかった理由付けがうまい
– アベンジャーズ4楽しみ!
– ありがとうスタン・リー!
ネタバレを見たくない人はこちら[clink url=” https://jascoco.com/captain-marvel-preview/”]
以下ネタバレを含みますのでご注意ください。
ネタバレ
ネタバレあらすじ
[本編]
スターフォースはスクラル人討伐に失敗し、捕まってしまったヴァース(キャロルのクリー人での名前)は過去の記憶を覗かれていた。スクラル人のボスであるタロスはヴァースの記憶の中にある秘密を知りたがっていたが、ヴァースは救命ポットで脱出に成功する。そして不時着した場所は地球であった。
スターフォースのヨンに連絡し救援を頼むヴァース。この時後のS.H.I.E.L.D長官となるニック・フューリーと初対面する。ヴァースとフューリーは彼女の記憶に出てくるローソン博士を頼りにペガサス基地へと向かう。
ペガサス基地にローソン博士はいなかったが、そこで戦闘機のパイロットである自身の写真を発見し困惑するヴァース。そこに再び追っ手が現れ戦闘機で逃げる。この時猫のグースも知らぬ間に搭乗しており行動を共にすることに。
自身の過去を知りたいヴァースは、親友であったマリアと対面した。そこで当時の話や思い出の写真を見て、失くしていた記憶の一部が蘇る。
過去の記憶:キャロルはローソン博士と共に戦闘機に乗り込み未知の戦闘機と戦っていた。あえなく墜落し、ローソン博士を介抱するキャロル。博士は自身はクリー人であり、名をマー・ベルと呼ぶと打ち明ける。コアをお願いと伝えた後に博士は何者かに撃ち殺されてしまう。その男はスターフォースのヨンであった。戦闘機に積んであるコアを要求するヨン。キャロルは拒否してコアに向けて銃を撃った。コアは爆発し、その衝撃でキャロルに体内のコアのエネルギーが流れ込む。そしてヨンは気を失ったキャロルを惑星ハラへと連れ帰った。
そこにスクラル人のタロスが現れる。我々は人殺しなどしていない、ただ住む場所を探しているだけと打ち明ける。その協力者がマー・ベルだったため、その近くにいたキャロルの記憶を知りたかっただけ。またスクラル人の悪い噂はクリー人に洗脳されたものだった。
クリー人そして信頼していたヨンに裏切られたキャロルは、キャロル・ダンバースとして正義のために戦うことを決意。ユニフォームのデザインも一新。
一行はタロスの家族たちが匿われているマー・ベルの秘密の研究所へ向かうため宇宙へ飛び立った。
研究所に到着。匿われていたスクラル人を発見しタロスも妻と息子と再開。そこにはコアも存在していた。しかしそこに追跡してきたクリー人のスターフォース部隊が現れ、精鋭部隊にキャロル一人だけでは対抗できず全員捕まってしまう。
キャロルはクリー人の意思決定者スプリーム・インテリジェンスの洗脳を受ける。しかし、自身の記憶を取り戻しその負けん気も取り戻したキャロルは洗脳に打ち勝ちその能力も覚醒する。スターフォース部隊をなぎ倒していくキャロル。一方その時猫のグースも口から無数の触手を出してコアや敵を飲み込んでいく。フューリーは調子に乗りもっとやるように促すが、グースの猫パンチをくらい左目を失う。
フューリーとタロスたちはマリアの操縦で地球へと脱出する。ヨンに追い込まれるも、覚醒し飛行能力を得たキャロルに救われる。その時、ロナン率いるクリー人の部隊が救援に現れる。しかし、覚醒したキャロルは宇宙空間さえも超スピードで移動。大型の宇宙船を自らの体で貫き沈めると、ロナンの部隊は去って行った。
地上に墜落したヨンに対しキャロルはこれ以上関わるなという伝言を伝え宇宙に返した。
クリー人を撃退したキャロルたちだが、もう1つ問題を抱えていた。それはスクラル人の住処を見つけること。キャロルは住処を見つけ出すまで、彼らと同行することを決意する。またフューリーとの会話でマー・ベルの意思を継いでマーベルと名乗ることとし、キャロルは緊急用にと改造したポケベルをフューリーに渡す。
旅立ちの日、マリアやフューリーに見送られながらキャプテン・マーベルはスクラル人と共に安息の地を求めて飛び立った。
[ミドルクレジット後]
舞台はサノスの指パッチン後のアベンジャーズ基地、フューリーが持っていたポケベルのシグナルが消えてしまいます。
その場にいたスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)、ナターシャ・ノマロフ(ブラック・ウィドウ)、ブルース・バナー(ハルク)、ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ウォーマシーン)は、「これがなんなのかはフューリーしかわからない」などと話していると「フューリーはどこ?」という声が。
振り返るとそこにはキャプテン・マーベルの姿があった。
[エンドクレジット後]
猫のグースがフューリーの机の上でマー・ベル研究所で飲み込んだコア(後のインフィニティー・ストーンの1つスペース・ストーン)を吐き出す。
ネタバレ感想
キャプテン・マーベルの過去
注目ポイントとなっていたキャプテン・マーベルの誕生譚。
原作はマー・ベルとの遺伝子融合ですが、コアエネルギーとの融合でしたね。
ヴィランが思ってたんと違う
原作のスクラル人は悪いイメージだったし、予告でも人間に変身したスクラル人が殴られてたので、ヴィランはタロスだと思ってました。まさかクリー人だったとは、騙されました。
しかも打ち解ければすごくいい人たち、タロス(ベン・メンデルソーン)の暖かみのあるキャラクターもよかったです。
もし『キャプテン・マーベル2』があればスクラル人VSクリー人ですかね。
グースの秘密
本作で大活躍した猫のグース。公式ホームページでも写真付きで紹介されてるから何かあるなと思ってました。
普通に可愛い見た目の猫ちゃんなんだけど、まさか体内にエイリアン飼ってたなんて。
これについては解説されてなかった思うので、いつどこで寄生されたのか(そもそも寄生なのか)。なんで地球にいるのか不明です。
おそらくあるであろう『キャプテン・マーベル2』などでも登場するのではないでしょうか。
ニック・フューリーの左目眼帯の理由
てっきり名誉の負傷かと思ってましたが、まさかの猫の引っかき傷。
最後にフィル・コールソンには名誉の負傷と当然のように嘘ついていたのは笑った。
ただそこはS.H.I.E.L.Dの長官。このまま墓場に持って行った方が良さそうです。
全世界の猫好きさん、猫に対する執拗なオネダリはやめましょう。
キャプテン・マーベルがこれまでMCUに登場しなかった理由
アベンジャーズ結成前から存在していたキャプテン・マーベルがこれまで登場しなかった理由は、スクラル人の住処を探す旅に出ていたとうことでしょうか。
まぁ1番の理由は地球に危機が迫ってもポケベル使わなかったフューリーですね笑
ミドルクレジット後について
アベンジャーズのメンバーがいるところにキャプテン・マーベルが登場したシーンはゾクッとした。
いよいよかー!っていう昂揚感が湧きました!『アベンジャーズ/エンドゲーム』本当に楽しみ!
エンドクレジット後について
猫の吐き出したコアは、『キャプテン・マーベル』の続編に関わりそうですね。
エンドロールまで待って「猫が吐くシーンだけかよ」って一部のタイ人は文句言ってました笑
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の情報
MCU次作となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』の情報はキャプテン・マーベルが合流したことのみ。
ここまできたらもう公開まで情報提供しなさそうですね。
おとなしく公開日を待ちましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
『アベンジャーズ4』の予習をするなら
映画好きの当ブログ管理人は映画(マーベル)に力を入れている以下2つの動画配信サービスを利用しています。
① HuluはMCU第1作「アイアンマン」から「ガーディアン・オブ・ギャラクシー:リミックス」までの14作品が見放題です。 → 無料トライアル実施中!<Hulu>
② U-NEXTは『インフィニティーウォー』と『アントマン&ワスプ』を含めたMCU最新作も視聴可能。有料となりますが、初回会員登録で600円分のポイントが付与されます。 → 無料トライアル実施中!<U-NEXT>
どちらも無料お試し期間があります。微妙だったら解約しましょう。
2つのサービスをオススメする理由[clink url=”https://jascoco.com/vod-for-movie-lovers/”]
前の映画感想[clink url=”https://jascoco.com/bad-genius-review/”]
コメント