祝『ボヘミアン・ラプソディ』アカデミー賞、主演男優賞、編集賞、録音賞、音響編集賞受賞!
昨年世界中で大ヒットを飛ばした『ボヘミアン・ラプソディ』。
これまでの世界興行収入は8.6億ドル。普通なら2018年ナンバーワンになってもおかしくない収入ですが、2018年はバケモノ作品の『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』と『ブラックパンサー』(2作とも世界歴代興行収入TOP10入り、前者20億ドル、後者13.4億ドル)がいたので、その座は譲ってます。いやーバケモノすぎる。
ただ10億ドルの大台は突破できる可能性はまだ残ってます。そこで注目なのがまだ『ボヘミアン・ラプソディ』を公開していない中国です。
10億越えとなると歴代世界興行収入TOP40に入り(参考:38位『ハリーポッターと賢者の石』9.7億ドル、37位『ダークナイト』10億ドル)。歴代世界興行収入TOP40以上はほとんどがシリーズもの作品で構成されるので、この中に入ったらかなり凄いこと。
しかしここで問題となっているのが規制の厳しい中国ならではの問題。
『ボヘミアン・ラプソディ』は、クイーンのボーカルのフレディ・マーキュリーに焦点を当てた作品であり、彼のアイデンティティの1つであるホモセクシャルな部分も描かれています。
しかし中国では同性愛はタブーとなっており、過去に男同士の愛を描いた名作『ブロークバック・マウンテン』は公開されることはありませんでした。
またロックの世界から切り離せない存在のドラッグも劇中に登場しますが、ドラックに厳しい中国です。カットされないわけがありません。
そのためゲイの描写とドラッグのシーンが大幅にカットされることが予想されます。
ドラックはそこまで重要じゃないにしても、本作で重要な役割を占めるフレディの表と裏の面を表現するゲイの描写は必須だと思いますが、果たして中国ではどれくらいカットされるのか気になります。
まぁそれを除いても、クイーンの名曲と感動のLiveAIDのライブシーンだけでも見る価値はあるので、そこそこの興行収入は稼げることを期待します。目指せ大台10億ドルへ!
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