2019年公開予定の『アルテミス・ファウル』。
アイルランド人作家「オーエン・コルファー」の同名SF・ファンタジー小説をディズニー・スタジオが実写化。
本記事では「”アルテミス・ファウル”ってなんぞや?」とう方に、本作がどのような作品なのかご紹介します。
原作『アルテミス・ファウル』とは?
日本では馴染みのない小説版”アルテミス・ファウル”についてざっくり説明します。
どんなストーリー?
原作は”天才少年 VS 妖精“を描いたSF・ファンタジー小説。
主人公は12歳の名門犯罪一家の御曹司アルテミス・ファウル2世。天才的な頭脳の持ち主だが、冷酷非道で召使いを顎で使うなど児童文学の主人公らしからぬ性格の少年。
そして敵対するのが妖精という斬新なプロット。
妖精と聞けばティンカーベルのような可愛らしく主人公の味方というイメージですが、本作では人間より発達した科学力を有し地底で生活しており、人間をMud-Peopleと軽蔑する存在。
天才少年アルテミスがハイテク機器を有する妖精に、その天才的頭脳を駆使して戦う姿が描かれています。
海外では勧善懲悪な「ハリーポッター」の真逆の設定から、ダークハリーポッターと呼ぶ人もいるほど。
原作の歴史
第1巻は2001年に発表され、2012年の第8巻で完結しています。日本語版も現在5巻まで刊行されてます。
もし本作の興行成績が良ければ続編も期待できそうですね。
『アルテミス・ファウル』のあらすじ
映画版のあらすじ
原作者のオーエン・コルファーより、本作は第1作の「アルテミス・ファウル 妖精の身代金」の映画化になるとのこと。現在詳細は明らかにされていません。
原作「アルテミス・ファウル 妖精の身代金」のあらすじ
名門犯罪一家の御曹司であるアルテミスはコンピュータを駆使して「妖精の書」を解読。そして妖精が黄金を隠し持っていることを突き止めめ盗み出すことを目論むが、彼らは想像を超える科学力を持っていた。そんな妖精たちアルテミスは持ち前の頭脳を駆使し立ち向かう・・・
11月27日に予告編が公開されています。(英語版)
この予告からはアルテミスの冷酷非道な一面はわかりませんが、地底の発達した都市の映像が観れます。
まずは雰囲気だけという事でしょうか。これから徐々に明らかになっていくでしょう。
監督・主要キャスト
本作の主な製作陣です。
監督: ケネス・プラナー
イギリス出身のケネス・プラナーは俳優も監督もこなせる数少ない映画人の一人。
特に昨年公開されたミステリー界の傑作『オリエント急行殺人事件』を監督兼主演で大ヒットさせたのが記憶に新しいです。
ちなみに2020年に続編として同じくアガサ・クリスティの傑作『ナイルに死す』の映画化も決まったようです。こちらもミステリー小説の傑作ですので、興味ある方はどうぞ。
その他代表作には、アカデミー男優賞ノミネートされた『ヘンリー五世』、『マリリン 7日間の恋』などがあります。
アルテミス役 / フェルディア・ショー
主人公アルテミスを演じるのはアイルランド出身の13歳の”フェルディア・ショー”。
本作のオーディションで1,400人の中から勝ち上がったすごい子。
デビュー作が極悪非道な天才児という難しい役ですが、どんな演技をしてくれるのか楽しみです。
ホリー・ショート役 / ララ・マクドネル
アルテミスのライバルとなるホリー・ショート役には15歳の”ララ・マクドネル”。
彼女は過去に『マチルダ』というミュージカルで主演のマチルダを演じています。
彼女もアイルランド出身で、原作者の要望かわかりませんが主演の二人が同郷のアイルランド人。
その他のキャスト
- ジュリアス・ルート / ジュディ・デンチ
妖精警察偵察部(LEP)の司令官には、イギリスの大御所”ジュディ・デンチ”。
『オリエント急行殺人事件』にも出演。
- マルチ・ディガムズ / ジョシュ・ギャッド
ホリーを救出するドワーフには、アナ雪のオラフ役で有名な”ジョシュ・ギャッド”。
『オリエント急行殺人事件』にも出演。
- ドモヴォイ・バトラー / ノンソ・アノージー
アルテミスの旅に同行するボディーガード。
- ジュリエット・バトラー / タマラ・スマート
ドモヴォイの妹。
- アンジェリーン・ファウル / ミランダ・レイソン
アルテミスの母親。
『オリエント急行殺人事件』にも出演。
『オリエント急行殺人事件』に出演していたキャストが3名もいます。監督のケネス・プラナーとの相性が良いのでしょうか。
公開日
本国アメリカでの公開日は2019年8月9日です。
日本の公開日は、知名度を考えると同日公開の可能性は低いと思われます。
おわりに
2019年は『トイストーリー4』、『アラジン』、『ダンボ』、『ライオンキング』、『アナ雪2』など前例のないディズニーイヤーです。
それらと比較すると知名度の劣る本作ですが、原作のプロットが魅力的でとてもポテンシャルを秘めた作品だと思います。
続報が楽しみです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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